imura

8月 292010

あと数日で大阪を離れます。大阪の思い出を紹介します。

大阪に赴任してきたのが1993年7月、約17年大阪の街に住みました。大阪の街は、「水の街」というほど、川の多い街です。その分、橋も多い街です。その大阪の橋の中で、私が大変お世話になった橋があります。会社の近くの堂島川に架かる「渡辺橋」という橋です。

新入社員以来10年と5ヶ月担当させていただいたお得意さんが、橋の向こうにありました。約10年間で渡った回数は、きっと10,000回を超えます。営業日が年間280日位と考えると、一日平均2.5回、往復で平均5回、年間280日で1,400回、10年で14,000回にもなります。橋の上は、夏は暑く、冬は寒風が吹きすさみ寒さが一層増す、私には厳しい橋でした。先輩やお得意さんから「橋の上で、伊村が、川の水面をじっと見て、何か悩んでいたぞ」「伊村が橋を行ったり来たりしていたぞ、お得意と社内の狭間で、悩んでいるようじゃったぞ。大丈夫か~」とか言われ、からかわれたこともあります。
みなさんの話に身に覚えは無いのですが、橋を渡りながら、多くのことを悩み、考え、判断したことは確かです。
そんな思い出の橋の上で、7/30に最後のスーツ姿の記念写真を取ってみました。


  8月22日無事上高地に下山した後、ちょっと豪華な昼食にしました。
上高地には、帝国ホテルがあります。河童橋を過ぎ、バスターミナルから約20分歩いたところに、帝国ホテルはあります。「松本地鶏卵のオムライスとハッシュドビーフ」を頂きました。疲れた体に、美味しさが染み込んでいきました。
無事登山を終えた贅沢なご褒美です。

 上高地は、観光地でも有りますが、登山のメッカでもあります。槍ヶ岳や穂高、或いは北アルプスの表銀座の縦走を目指す登山家がその出発点として、上高地を訪れます。特に朝方の上高地は、登山家が意気揚々と出発する姿に、朝の張り詰めた空気が、一層心地よく張り詰めます。
 私が登山を始める以前に、上高地の帝国ホテルを一度訪れたことがあります。予定は、梓川あたりを気持ちよく優雅に散策し、帝国ホテルで昼食を取る予定でしたが、生憎の雨模様、途中で合羽を購入し、帝国ホテルに到着する頃には、頭からつま先まで、びっしょり濡れた状態でした。帝国の入り口には、60前後のスーツをピシッと着こなしたホテルマンが待ち受けており、私は濡れ鼠状態の自分達の格好が気になり、ホテルマンに、「ずぶ濡れで汚い格好ですが、レストランで食事をしにきたのですが」と話掛けると、それに対して、ホテルマンは、「ここは、山の中のホテルです。当然山を訪れるお客様も大勢いらっしゃいます。まさに、今日のあなた方の格好が『ベストドレス』ですよ」。そして、我々を、レストランの席までエスコートするという、最高の待遇をされて、戻っていかれました。
 さりげない一言とご対応に感銘を受け、『最高のサービス』というものの素晴らしさを感じさせていただきました。

8月22日の朝は、雲ひとつ無い快晴でした。
ここまで晴れることは、年何回あるのでしょう。何度も登った北アルプスのご来光の中で
紛れも無い最高の朝日でした。新しい出発を、神さまがきっと祝ってくれたのだと
勝手に思っています。頑張ります。!!
そしてその日は、私の42回めのBirthday、神さまがくれた最高の誕生日プレゼントでした。
ありがとうございました。

長年、共に山登りをしてきたHANAと、最後の登山・北アルプスに行ってきました。 私が30歳の頃から登山をかじり始めて、約12〜13年、共に、多くの山の頂に立ちました。登山始めの頃は、毎週と言っていいほど、金曜日の夜に大阪を出発し、週末に長野の山に登りました。当時、彼女のいない私はよかったのですが、HANAの彼女は、私に嫉妬に近い感情を抱いていたと思います。そんな変なことは、全くなかったのですが、・・・。

 登った山で、最も記憶に残るのは、やはり、2002年9月に登頂したヨーロッパのアルプス・モンブランです。死との隣合わせという感覚は、人間の感覚を覚醒してしまうと感じた、強烈な経験でした。その達成感は、何ものにも例えられないものです。その頂で流した清らかな涙は、一生のうち、記憶に残る涙の一つです。

 

今回、最後に選んだ山は、北アルプス・上高地の南東に位置する蝶ヶ岳・2677mです。
頂上までは上高地から約6時間半のコースです。
ここ数年の不摂生による100kgオーバーの巨体を頂上まで運ぶのは、本当に苦労しました。
無事登頂できたことに、正直安堵、です。

 

8/17~8/18で和歌山・新宮に稲刈りの手伝いに行ってきました。熊野本宮の近くで、山に囲まれた場所に、田んぼが広がっています。久しぶりの農業の手伝いですが、やはり収穫というのは、自分の育てた作物でなくてもワクワクします。早速、新米を頂きましたが、新米は本当に美味しいですね。生みたて卵で、卵掛けご飯、最高!でした。
新米のお問い合わせは、下記まで。

 生産者;新宮市・下平哲朗(43歳)
 銀座・露天の花屋、世田谷花屋を経て、新宮に帰郷し、約4年前に就農。
 「お米」、「ジャバラ」、「ねぎ」を中心に生産。
 お米・コシヒカリ10kg5000円、5kg2500円(税込)・送料800円(離島、遠隔地を除く)
 問合せ先メール:marumaru.810@circus.ocn.ne.jp まで(或いは、伊村 メール:imura.t.dkts@gmail.com)
  

 

  ※その他収穫風景

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