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3月に入り、あちこちの畑でジャガイモの収穫が始まりました。収穫というのは、何かわくわくする気持ちになります。
沖永良部島全体もいつもより活気がある気がします。
 私の畑は、植え付けも遅かったので3週間後くらいからの収穫を予定してます。
いまの畑の状況です。

カヤブチの畑
作付面積:約3反、メークイン
植え付けから114日目です。草も生えてきました。
負けるなジャガイモ!。3月下旬にこの畑から収穫します。 
   

 待ち切れなくてちょっと掘ってみました。美しいメークインです。晩御飯で煮物で食べました。新ジャガのホクホク感はたまりませんね。沖永良部の新ジャガは、本当に美味しいですよ。

ノボルの畑
作付面積:約0.8反、ゴールド
植え付けから約100日目です。3月末に収穫予定です。
   

竹次郎の畑
作付面積:約1.3反、メークイン
植え付けから約90日目です。まだまだ葉が元気です。これからも実は大きくなります。4月中旬に収穫予定です。
 

花取りの畑
作付面積:約5反、メークイン
植え付けから105日目です。まだまだ葉が元気です。4月中旬に収穫予定です。
 

フクブの畑
作付面積:約0.5反、インカのめざめ、メークイン
植え付けから85日目、左の防風ネット側の一列がインカのめざめです。4月中旬以降に収穫予定です。


 

昨年10月から始めた母の実家のリフォームです。倉庫のビフォアーアフターです。
茶色い屋根が壊れかけた倉庫です。


まず、倉庫の裏の木を切ります。伊久也ミー齢六十数歳、サルの如く木に登り、木を切っています。

伐採終了。散髪した坊主のようです。すっきりです。

屋根を、剥がしました。

骨組みを解体します。

最後の一本、

空が抜けました。

ちょっと休憩、

倉庫に残ったごみを処理、すっきりしました。

ちょっと休憩、

骨組みに取り掛かります。


伊久也ミー、齢六十数歳、のこぎり片手に奮闘中。

屋根にかかります。


いよいよ完成です。

 昨年10月から始めた母の実家のリフォームですが、畑の合間に懸命にリフォームしていたのですが、9割くらいまでは仕上がっています。家屋のビフォアーアフターです。

沖永良部島に帰って来て感じることは、沖永良部産の野菜の美味しいことです。野菜の味が、非常に濃いと感じます。特に思ったのは、ニラと春菊、朝食のニラ玉と、野菜の煮込みに入った春菊は、その独特の味が際立ち,その味、香りを堪能できます。
では、沖永良部産の野菜が何故おいしいのか?これは、私の独断ではありますが、2つの理由があると思います。まず一つめが、沖永良部の島は、珊瑚が隆起してできた島です。もともと海の下にあった土地はミネラルを多く含みます。そのミネラルを多く含んだ島の赤土が作物の味に力を与えてくれています。
もう一つが台風や季節風に乗って吹き荒れる海水を含んだ雨です。沖永良部の島は、ほぼ東西に細長く、更に高い山のない平坦な島です。その独特の島の形により、強風が島全体に海水を運ぶことを容易にしています。強風により、自然のミネラルを十分に含んだ「天然の肥やし」が島の畑にまかれるのです。反面、海水は、直接農作物に降ると塩害という被害ももたらすことも確かです。畑へ天然ミネラル分の散布と作物の塩害という両面性はあるものの、前者は作物の味に大きく寄与しているのです。沖永良部の島の成り立ち、その形は、野菜の味に対して、まさに『奇跡の形』だと思います。
私の育てるジャガイモも、先日の強風、寒さでまた少なからず茎が折れるなどの被害がでているのは確かですが、何とか3月末には、収穫が開始できそうです。沖永良部島の『奇跡の味』を、頑張って作ります。

昨晩は、夜中に目が覚めた。なかなか眠れず、たまった録画番組を何気なく見ていた。NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」で、ある教師が取り上げられていた。病院内の学級の先生である。その院内学級に通うある男の子の詩に衝撃を受けた。小学校5年生の彼は、先天性の難病で長期の入院をしていた。その子供が書いた詩である。

「ぼくは幸せ

   宮崎 涼

家にいられれば幸せ
ご飯が食べられれば幸せ
空がきれいだと幸せ

みんなが
幸せと思わないことも
幸せに思えるから

ぼくのまわりには
幸せがいっぱいあるんだよ」

男の子は繰り返される手術による副作用と戦いながら、つらい闘病生活をしていたが、男の子が写っている写真は、常に素敵な笑顔ばかりである。
男の子には不思議な明るさがあったという。その不思議な力で、周囲を幸せにしていた。つらい闘病生活をしている子供たちが元気になった。
男の子の不思議な力に、小さな男の子の『生きること』に向き合う姿勢に、尊敬の念をいだく。

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