昨日、荷物を全て沖永良部島に送りました。
ほとんど準備をしていなかったので、一昨日は、徹夜での荷造りとなりました。段ボールで41個の荷物を送り、その後、部屋に残った物を廃棄処分、今、部屋は空っぽです。いろんな引越し屋と交渉して、当初50万くらいの予算といわれた引越し代が、10万ちょっと、だいぶ安くなりました。引越し屋さん、ありがとうさん、お疲れ様でした。
公共料金の停止、住民票の移転等も終わり、明日、不動産屋とマンションの今後の管理について打ち合せて、多分、ほとんどの手続きが終わると思います。
明日、船に乗り、まずは奄美大島に向かいます。居酒屋「たか」の親父に挨拶と、そうそう、年賀状のおっちゃんに会う予定です。2〜3日の滞在となります。

※パソコンが手元に無いので、iPadで更新しています。写真や動画での更新がうまく出来ず、しばらくは、文字情報のみで更新していきます。

 8/30が、送別会最後の日となりました。
多くの方に送別会を催して頂き、多くの方に支えられてここまでやってこれたとその重みを感じました。人と人の繋がりのその重みは、何ものにも例えられない大切な重みです。その気持ちを大切に、新しい道を歩んでいきます。
 最後の送別会の店は、最近足が遠くなっていたのですが、営業時代に通っていたお店です。繁華街を外れた周りに飲食店の無い場所に一軒のみポツリとあります。明かりが足元を照らしているだけのお店の店構えです。知らないとお店とは気づかないと思います。最後に、技の効いた美味しい食事を頂きました。有難うございます。
私も、もう「電通」という看板を下ろしました。これからは、一人の力で生きていかねばなりません。この店のように大きな看板が無くとも、その技に魅せられて人が集まるようなそんな生き方をしていきたいと思います。
今週末、船に乗って故郷の沖永良部に帰ります。
有難うございました。

8月 292010

あと数日で大阪を離れます。大阪の思い出を紹介します。

大阪に赴任してきたのが1993年7月、約17年大阪の街に住みました。大阪の街は、「水の街」というほど、川の多い街です。その分、橋も多い街です。その大阪の橋の中で、私が大変お世話になった橋があります。会社の近くの堂島川に架かる「渡辺橋」という橋です。

新入社員以来10年と5ヶ月担当させていただいたお得意さんが、橋の向こうにありました。約10年間で渡った回数は、きっと10,000回を超えます。営業日が年間280日位と考えると、一日平均2.5回、往復で平均5回、年間280日で1,400回、10年で14,000回にもなります。橋の上は、夏は暑く、冬は寒風が吹きすさみ寒さが一層増す、私には厳しい橋でした。先輩やお得意さんから「橋の上で、伊村が、川の水面をじっと見て、何か悩んでいたぞ」「伊村が橋を行ったり来たりしていたぞ、お得意と社内の狭間で、悩んでいるようじゃったぞ。大丈夫か~」とか言われ、からかわれたこともあります。
みなさんの話に身に覚えは無いのですが、橋を渡りながら、多くのことを悩み、考え、判断したことは確かです。
そんな思い出の橋の上で、7/30に最後のスーツ姿の記念写真を取ってみました。


  8月22日無事上高地に下山した後、ちょっと豪華な昼食にしました。
上高地には、帝国ホテルがあります。河童橋を過ぎ、バスターミナルから約20分歩いたところに、帝国ホテルはあります。「松本地鶏卵のオムライスとハッシュドビーフ」を頂きました。疲れた体に、美味しさが染み込んでいきました。
無事登山を終えた贅沢なご褒美です。

 上高地は、観光地でも有りますが、登山のメッカでもあります。槍ヶ岳や穂高、或いは北アルプスの表銀座の縦走を目指す登山家がその出発点として、上高地を訪れます。特に朝方の上高地は、登山家が意気揚々と出発する姿に、朝の張り詰めた空気が、一層心地よく張り詰めます。
 私が登山を始める以前に、上高地の帝国ホテルを一度訪れたことがあります。予定は、梓川あたりを気持ちよく優雅に散策し、帝国ホテルで昼食を取る予定でしたが、生憎の雨模様、途中で合羽を購入し、帝国ホテルに到着する頃には、頭からつま先まで、びっしょり濡れた状態でした。帝国の入り口には、60前後のスーツをピシッと着こなしたホテルマンが待ち受けており、私は濡れ鼠状態の自分達の格好が気になり、ホテルマンに、「ずぶ濡れで汚い格好ですが、レストランで食事をしにきたのですが」と話掛けると、それに対して、ホテルマンは、「ここは、山の中のホテルです。当然山を訪れるお客様も大勢いらっしゃいます。まさに、今日のあなた方の格好が『ベストドレス』ですよ」。そして、我々を、レストランの席までエスコートするという、最高の待遇をされて、戻っていかれました。
 さりげない一言とご対応に感銘を受け、『最高のサービス』というものの素晴らしさを感じさせていただきました。

8月22日の朝は、雲ひとつ無い快晴でした。
ここまで晴れることは、年何回あるのでしょう。何度も登った北アルプスのご来光の中で
紛れも無い最高の朝日でした。新しい出発を、神さまがきっと祝ってくれたのだと
勝手に思っています。頑張ります。!!
そしてその日は、私の42回めのBirthday、神さまがくれた最高の誕生日プレゼントでした。
ありがとうございました。

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