タイでは、田舎に行くとほとんどタイ語しか通じませんでした。タイ滞在中は、ラオス出身の留学生Inpong君が、私の世話役として英語でタイ語の通訳をしてくれました。朝から晩まで、常に一緒です。お陰様で多くのタイの農家の方とのコミュニケーションに何の不自由も感じませんでした。そんな状況に、タイで私が使うタイ語は、サワディカップ(こんにちは)、コップンカップ(有り難う)、アロ~イ(おいしい)、トムヤンクン、トゥクトゥク(観光タクシー)くらいです。あまりのWordの少なさに、サワディカップの代わりに、「トムヤンクン」や「トゥクトゥク」とわざと間違えて、笑いを取りました。特に「トムヤンクン」は、村の皆さんに受け、よく笑いが取れました。
Nonghee Villageは、私が農家にホームステイでお世話になった村です。多くの村人が、日本から来たオッチャン学生を大歓迎してくれました。ホームステイでお世話になった農家で、最後の食事です。昼食前、農家のご主人が村の人と車に乗って出かけます。「どこに行んですか」と聞くと、今日は午前中、川に行ってくる、と出かけて行きました。 我々は、他の農家へ調査を済ませて、昼食前に家に戻ってきました。
帰ってくると、台所からはいい匂い。台所をのぞいて何を作っているのか聞くと、「トムヤンクン」。そして「トムヤンクン」の「クン」の意味は、「エビ」。農家の主人は、籠いっぱいの生きた手長エビを抱えて帰ってきた。地元の漁師から買ってきたそうである。
温かな、最高の「トムヤンクン」です。
9/2~9/24のタイ・コンケン大学での交換留学生の研修を無事終えて、昨日帰国しました。3週間という短い期間でしたが、内容の濃い研修でした。9/23には、この研修報告の英語でのプレゼンテーションを行い、そして農学部 学部長の
Dr.Anan polthanee氏から修了書の授与があり、研修を終了しました。
私の訪れたKhon Kaenは、タイの東北地方にある地域です。さすが農業大国、どこに行っても野菜や果物、肉類等の食料が豊富です。市場では、新鮮な野菜が常に山ほど積まれて売られています。タイの農村で行われたセミナーで、タイのお坊さんがこう話をしました。
「食べ物は、人が生きる土台である。まずはその豊かな土台をしっかり作ること、その土台をしっかり築くことは、その国に住む人々が豊かで幸福に生きる土台を築くことである」
タイのGDPは、日本の17分の1、日本のほうが物質的な豊かさはあるが、タイの農村でみた人間味あふれる表情と幸福感を忘れられない。
コンケン大学のニュースでの紹介:こちらをクリック:
農学部 学部長のDr.Anan polthanee氏から修了書の授与
大学で巻き寿司をみんなで作りました。InpongさんとKyさん
ラオスの首都・ビエンチャンまで足を延ばす。オーガニック市場にて。あふれる野菜、果物、穀物など。
ビエンチャンから更に車で40分ほどの小さな村の市場。ここも豊富な食材があふれかえっている。
Khon Kaenから車で約一時間のNonghee村の昼食風景。どこからともなく人が集まってきて約10数名でも昼食。家の前を村人が通るたびに主人が大声で「昼食を食べていかないか」と声をかける。いつも食べきれない量の食事が用意される。
琉球大学に通学して、約5か月が過ぎました。
農学部の一般講義、農業経済学のゼミ、西表島の集中講義など、久しぶりの勉学に苦労はしているものの、新鮮な環境を大いに楽しんでいます。大学は、8月中旬から9月末まで夏季休暇に入っていますが、先週、今週と大学に出てきてます。英語の集中クラスと、ゼミに出席しています。実は、明日9/2~9/24まで、タイの東北地方にあるコンケン大学・Khon Kaen Universityの農学部に短期留学で行ってきます。その準備です。20代の頃、もっと積極的に勉学に励んでいたらと後悔はしているものの、勉学のスタートに年齢は関係ないと、まだまだ積極的にいろんなことに挑んでいます。Khon Kaen Universityでは、タイの農業事情、農業政策、そして農家でタイの農業を実体験する予定です。3週間と短期間ですが、多くのことを吸収し、これからの農業に何か役に立てられたらと思います。
タイから戻ると、いよいよジャガイモの植付の準備に入ります。
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